今日は自習、自由行動の山歩き |
[秋田駒ヶ岳(1623m・大仙市田沢湖町――2015年7月5日)] |
駒に登るのは2年ぶりだろうか。県内では最もポピュラーな山だが、いつも人で登山道があふれている。山行の候補には上がっても、誰も積極的に行こうとしない山だが、この花の時期だけは魅力的、誰もが行きたがる。 秋田側の登山では8合目登山口までバスで運ばれる。登りだすと約1時間で阿弥陀池についてしまう。その間、ほとんど数珠つなぎの「観光行進」である。山登りをしているという実感がどこにもない。 だから駒は岩手県側の国見温泉から登るのが圧倒的に面白い。もちろん今日も国見側の登山口スタートだ。驚いたことに駐車場は満杯だった。岩手ナンバーを中心に県外ナンバーの車が目立った。観光客は秋田側、登山は岩手側とすみわけができている感じだ。この国見側の車の数から推測するに秋田側はこれに倍する人手が出ているのは間違いない。こっちでよかった。 今日のコースは一昨年とはちょっと違った。登山口から横長根分岐にいたり、そこから金十郎長根ではなく右の横長根を経てムーミン谷へむかった。花の全盛期なので景観の長十郎より「花の横長根」を選んだのだ。そこからムーミン谷をよじ登り、男岳に登る。下って阿弥陀池に降り、そこでランチ。そこから横岳に登り、大焼砂を通って、横長根分岐に戻ってくる。 初めてのコースはワクワクする。もう一つワクワクするのは今日はいつもの山行ではなく「先生のいない自習」だからだ。モモヒキーズのリーダーであるSシェフが「アユ釣り」のため休みなのだ。よって生徒たちは先生のいない自習状態で、山に登る「授業」をすることになったのである。
さらに自習なのでほぼ自由行動。ムーミン谷から噴火活動が続く「女岳」に行きたいという人もあらわれ一人登り始めた。阿弥陀池で休養中に男女岳に行く人もいた。たまにはこんな自習もいいだろう。 |