アラレ舞い寒さでブルブル宝蔵岳 |
[太平山(1170m―秋田市仁別・2015年10月25日)] |
今年最後のハードな山登り。11月にはいれば秋田の山はもう雪だ。雪が降ると登山道は隠れてしまう。登山道のある山は逆に危険になるから登らない。逆に雪が降ると、もっぱら夏道もない麓から頂上の見える小さな山に登るようになる。夏場はやぶだらけで、モノの1時間もすれば登れてしまうような「とるにたらない山」こそがスノーシューを履いた雪山ハイキングの「主戦場」になるのだ。 太平山は秋田市内にある地元の山だがけっこうハードだ。個人的には神室山、鳥海山、和賀岳につづくナンバー4にはいる難易度と思っている。 今日は旭又から宝蔵岳に入るコースで、正常ルートよりもさらにハードだ。急峻が続き、後半は鎖場が連続する。休むところのない初心者にはきついコースだ。 さらに今日はあいにくの曇り。登り始めから小雨模様、昨晩ずっと雨が降り続けていたので足場も悪い。登山口からレインウエアーを着用し、一度も脱がずに下山した。
山頂の山小屋は火気厳禁。バーナーを使ったラーメンは食べられないことが分かり、がっくりする。稲荷ずしを2個口にして、とにかく寒さから逃げるために、下山。歩いていると寒さはそれほど意識しなくてすむ。 下山は正常ルート(旭又)を降りてきたが岩と石、木の根っこだらけでテクニックのいる登山道だ。この歩きにくい旭又に比べ、登りの宝蔵コースは急峻と鎖場のハードコースとはいっても道は落ち葉でフカフカ、歩きやすい。どちらがいいかは微妙な選択なのだ……。 |