コシアブラの謎に思いを寄せながら |
[姫神山(387m・大仙市神宮寺――2016年4月24日)] |
大仙市にある姫神山、伊豆山、神宮寺岳は通称「西山三山」と呼ばれている。小さな山の連なりだがアップダウンがきつく登山の難易度は高い。三山を縦走するには五時間以上を要するが、道々に可憐な花や珍しい花が咲き乱れ、山菜も豊富なので、地元ならずとも人気の高い登山スポットだ。 今回はモモヒキーズの会だが、地元ガイドMさんが案内をかって出てくれた。花の見どころや山菜(コシアブラやゼンマイ)の隠れポイントも知り尽くしている人なので大船にのった気分で山歩きを楽しむことができた。個人的には先日仙台で買ったばかりの軽登山靴お披露目登山。ずっと足元を気にしながらの山登りになったが、これまでの大げさな登山靴と違い、軽くて柔らかくてフィット感は満点、軽登山靴でなんの問題もなかった。鳥海山や神室山といった大きな山でない限り県内の山は軽登山靴で十分なことがよくわかった。
コシアブラは湯掻いて胡麻和えにすると抜群だ。天ぷらもうまいが胡麻との相性がいい。数年前まで山菜好きのくせに秋田の人はコシアブラを食べなかった。山形や長野の人たちは昔から食べていたというから、秋田には何か食べない理由や事情があったのだろう。その辺を調べてみたい、と思っている。あまり知られていないがコシアブラは薬用植物、血圧降下作用がある。秋田県民はコシアブラを食べなかったから高血圧者が多いのかも。「山菜のサバ缶鍋」も山のもので、そのルーツに関心があるのだが、まずはコシアブラの謎をかたづけてからだ。 |