No.140
3リットルの水を飲んで、森吉山
[森吉山(1454m・森吉町――2016年7月23日)]
 実は明日(日曜日)がモモヒキーズの鳥海山(新山)登山なのだが、どうも今一つ体力に自信がない。そこで後輩のSさんと2人、森吉山でお茶を濁すことにした。Sさんは日曜が仕事で土曜日は空いている。
 「お茶を濁す」というのは森吉山に失礼だが、もう4年以上、この山には登っていない(冬期間はちょこちょこゴンドラを利用してハイキングしている)。
 今日はゴンドラを使わず「こめつが山荘」をスタート。もう里は30度を超す晴天だ。暑くなりそうなので3リットルの準備をしてきた。リュックも50リットルの大きいものだ。
 快調に登り始めたが、やたらとアブが多くまとわりついてくる。目の前に見えるのでその大きさに「刺されたら」という不安がよぎって山歩きに専念できない。花はみんな終わってエゾアジサイだけ。何とも味気ない。
 登り始めて身体が重いことに気付いた。万全の準備をしていったつもりだが、毎朝山行の時に必ず服んでいるアミノバイタルというアミノ酸サプリを飲み忘れた。これが重い足取りに影響しているのだろうか。
 とにかく暑い。ひっきりなしに水を飲む。この暑さを想定して水は3リットル持ってきたが、登りでその3分の2を消費してしまった。身体の重さと関係あるのかもしれないが、左足の踵が靴づれ。履き慣れた靴でこんなことは珍しい。やはり歩き方がいつもと違うのだ。
 あまりの痛さに下りの途中で持っていたアミノバイタルを服んだ。あら不思議、身体がしゃきっ、エネルギーがあふれてきた。そして靴づれの痛みも止まってしまった。過剰なサプリ信仰などさらさらないが、この事実はどう説明していいものやら。

水が多いので50リットルザック

今日も自家製弁当
 登りは3時間20分。山頂では今日も自家製弁当で完食。このところずっと弁当作戦が大成功で、食欲は確実に戻ってきている。
 下りはアブの数も減り、静かな山道を楽しんできた。山頂には多くの登山客がいたが、9割の人はゴンドラで山頂駅まで来た人なので、登山道で人に会うことはほとんどない。下りは2時間30分。岩や石が多いけっこう歩きにくい道が続くせいだ。
 温泉は森吉駅にあるクインス森吉。入湯料が460円というのはちょっと高いのでは。露天風呂は熱くて長く入っていられない。

backnumber  ◆ Topへ