滝の涼気に救いを求めて |
[幸兵衛滝(875m・北秋田市阿仁――2016年8月7日)] |
暑い。クーラーを極力控えるようにしているせいか、いっそう暑さがこたえる。秋田県内は今年最高の暑さで、35度越えの地域もあるようだ。 今日は阿仁の「安の滝」と「幸兵衛滝」。この暑さでは事故がありそうなので山はパス。滝の涼気を肌で感じようという季節限定企画だ。とはいっても「安の滝」は観光ハイク気分で大丈夫だが、幸兵衛はかなり急こう配の山を1時間近く登らなければならない。最初にこっちをやっつけることに。この1時間の急峻な登りの中に一の滝、二の滝、三の滝と美しくも涼やかな滝が散在している。一の滝に着くと気温はなんと21度。下界とは10度以上の温度差があり吹き上げてくる風が実に気持ちがいい。ずっと滝のそばにいたい。ここで本を読んでいたら、気持ちよく寝込んで風邪をひいてしまう、だろうな。 滝から滝へと移動しながら登っていく過程はジリジリ。いやになるほど水を飲む。搾れるほどの汗をかいたが森吉山、笙ケ岳でのクーラー疲労を猛省した日常生活が功を奏した。体調はすこぶるいい。
幸兵衛滝を下山して車で「安の滝」に移動。こちらはほとんど登りがない。観光客がスニーカーで大丈夫な場所だ。安の滝も見ごたえは十分。暑さに関わらず虫のいないのがうれしい。 温泉は打当温泉。ここもシンプルで露天風呂もあり、好きな温泉だが少しお湯が熱い。ロビーにはうちの本のコーナーがある。これもうれしい。 |