一陣の風は一服の水に等しい |
[寒風山(354m・男鹿市――2016年8月11日)] |
今日は「山の日」。といっても山行の予定はなしだった。 昨夜、Sシェフとの二人呑み会で、「山の日なのにどこにも行かないのはヘンではないか」という至極まっとうな意見が出て、寒風山に登ることに急きょ決定した。 まだ酒が少し残っている。 今日の新聞はどこも「山の日」用の一面広告。うちも遅ればせながら中日新聞(東京新聞)に38広告。中日新聞に広告を打つのは初めてだが、もともとこの新聞社は山岳スポーツに強い。登山愛好者が読者に多いメディアだ。 それはともかく暑さは大丈夫だろうか。今日も里は35度を超える猛暑だ。暑さだけが心配だ。 寒風山山頂のある妻恋峠までは車で行ける。その駐車場から登り始め姫ケ岳、蛇越長根分岐、鬼の隠れ里、板場の台を回り、ようやく最後に寒風山登山口にたどり着く。ここまでが2時間。ここから20分で山頂だ。第一火口口と第2火口口の外輪を1周して帰ってくるコースで、実は初めて経験するコースだ。山頂はパラグライダーのメッカで、空には色とりどりの翼が舞っていた。登山客よりも車で山頂までくる観光客のほうが多いが、名前通り風があって快適な山行だった。一陣の風は一服の水に匹敵する。
温泉は天王にある「天然温泉くらら」。ものすごい混雑で駐車場に車を止めるのも大変だった。といっても温泉は普通で特徴のない、いつも混んでるだけの温泉だ。 |