今年も「靴納め」は森山で |
[森山(326m・五城目町――2016年12月18日)] |
今年も締めくくりはここ。秋田市から近場にあり、交通の便やアプローチも楽。小さな山だが、それなりに急峻なアップダウンがあり、危険も伴う。それなりに登りガイのある山なのでもある。 それにしても1年がたつのは早い。もう「靴納め」だ。今年登った山は30座くらい。数はそれなりにこなしたが内容が悪い。鳥海山、神室、焼石、和賀岳といった高山はほとんどパス。とても挑戦する気力もわかず、ひよって低山ばかりを選んで登っていた。とくに新ルート(矢島口)を見つけた八塩山は5回も登っている。 全体的にみて「不調」と総括してもかまわない1年と言えるのかもしれない。体調がよくなかった月や海外旅行に出かけたり、足の状態もあまりよくなかったのが原因だ。 森山は秋田市の前岳のように地元の常連登山者たちが、まるでカフェに集う客のごとく集まる場のようだ。いたるところで出会った登山者たちが町内の立ち話に興じ、高笑いが聞こえる。地元の人たちは誰もリュックなど背負っていない。ストックのみで駆け上り、下りてくる。まさに散歩の社交場といった趣だ。 1時間で最初のピーク(鐘つき堂)に到着、ここから山頂までの急峻なアップダウンが森山のハイライトだ。地元の散歩客の大半は、ここまででもう充分とばかり、踵を返していく。
山頂まで30分。緊張の連続のアップだワンだ。 下りは何度も転びながら降りる。登りよりもきついから気が抜けない。登山口に戻り、寄り道して五城目城にもごあいさつ。これで今年の靴納め登山は終了。来年も山に登れますように。 温泉は秋田市の「秋田温泉プラザ」。日曜日なので芋を洗う混雑。言葉のあやではなく本当にイモ洗い状態だ。ゲンナリするが多くの高齢者は休日といっても、こうした近場で楽しむしか術がないのかもしれない。混んでない温泉がいい。 |