No.164
必ず動物に会える、彩り豊かな山
[八塩山(713m 由利本荘市矢島町――2017年5月14日)]
 八塩山の矢島登山口コースだ。雨の予報だったが、ここなら多少の雨は平気。片道4・5キロのアップダウンの続くブナ林は、気持ちのいい往復4時間半のハイキングコースで、雨も苦にはならない。
 個人的には県内で最も好きな山のひとつ。1カ月前にもチャレンジしたが登山道が雪に覆われていて断念。それでも国際禅堂からスノーシューを履いて登山口まで2・4キロを歩いている。ここで引き返したのだが、それでも往復5キロ雪の山道を歩いている。
 今日は予報が外れ青空が続いた。雪はすっかり消えていて、ブナの若葉の柔らかな緑色が空に映えて美しい。ツツジのさわやかなピンクと純白のタムシバに心癒されながら、のんびりと山歩きを楽しめた。  
 ここではいつも動物と出会う。今日も登山口の手前でピッカピカの若いタヌキが車の前をゆっくりと横切った。下山中にはヨッボヨボの巨大なカモシカの老婆と路上でバッタリ。あまり人の入らないコースなので動物たちもおっとりしている。

ツツジのピンクは美しい

これがコシアブラ
 下山では、最近凝っている天ぷら用にSシェフが大量のコシアブラとハリギリ、ちょっと珍しい山ブドウのツルを採ってくれた。うれしい。腰痛は全快したわけでなく体重もまだ3キロオーバーのままだが、この程度のハイキングならまったく問題はない。
 先日の鳥海山の8合目リタイアも大きな敗因は身体の重さだった。ルーチン化していた便秘薬をやめたのが原因だ。ちょっとした段差で躓くのも体重のせいにしたくなるほど便通はよくない。毎朝体重計に乗るのが辛い。薬を飲めばスルリと体重は元に戻る(はず)のだが、もうすこしやせ我慢を続けてみるつもりだ。
 温泉は大内町の「ぽぽろっこ」。ここに通うことが多くなった。露天風呂に入って、他の湯には入らず出てくることも多い。というか露天風呂がなかなかいい温泉だ。温泉の隣に道の駅も併設されていて、ここでよく三角揚げ(あぶらげ)を買うのだが、この時間帯だと野菜はほぼ売り切れだ。

backnumber  ◆ Topへ