No.176
イワウチワの群生を見に行く
[神宮寺岳(大仙市神宮寺・277m・2018年4月13日)]
 東成瀬村のルポを書く仕事が佳境で、それに集中するあまり、かなりストレスが溜まっている。体重も減らないばかりか増えつつある。イライラする。
 そこで金曜日なのに休みをとってSシェフと伊豆山(+神宮寺岳)に登った。もう何度も登っている山だが、今の時期なイワウチワが満開。これだけのイワウチワの群生が見られるのは県内ではここだけではないだろうか。Sシェフは県内では最も秋田の山に登っている登山者のひとりだ。その人が「ここが一番」というのだから間違いない。
 もしかして、このあたり(地元の人は西山と呼んでいる)の主であるMさんが毎年せっせと手でイワウチワを植えているのではないか、という冗談もでるほどのすさまじい群生が何カ所にもあった。
 花に心癒されて、昼は帰路の伊豆山神社でおにぎり。この神社の裏横手にもすさまじいイワウチワの大群だ。

川の色が2色。

イワウチワ
 神宮寺岳山頂から見下ろすと玉川と雄物川が交流する地点で川の水の色がきれいに2色に分かれている。この川の色も山からの絶景ポイントの一つといっていいのかもしれない。2人で好き勝手に登り、立ち止まり、写真を撮り、山菜の具合を確認する。こんな自由気ままな山歩きは理想的だ。

 下山後の温泉は「嶽の湯」。昼の光に揺らめく水面の湯気に身がとけそうになる。ストレスを一緒に溶けていってくれ。
 家に帰って、今度は二人で「みなみ」で一献。温かい焼酎をたっぷり飲み、これで確実にストレスも減ってくれた気分だ。

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