登山道のないヤブ山に苦戦! |
[水沢山(八峰町・822m・2018年4月22日)] |
水沢山は八峰町峰浜地区にある800m峰もあるりっぱな山だが、今回のコースに登山道はない。登山道のない800m峰に登るというのも無茶な話だが、まあたいしたことはないだろう、と高をくくって登りはじめた。のだが途端、後悔した。 30度近い急斜面でヤブを漕ぎながら延々と2時間登り続けても山頂にたどり着かない。ストックなぞなんの役に立たない、とんでもない山だった。登山道がないのだからだれの責任でもない。こんなコースを選んだ自分の責任なのだが、ちゃんと山頂まで登りきるには4時間はゆうにかかるだろう。 途中の小ピークでランチ。空は青く、疲れもピークで、おにぎりを食べた途端、眠くなり、横になったままスヤスヤ寝てしまった。 もうこれ以上は無理ということで、全員一致でここの地点で下山を決めた。 その下山も一筋縄ではいかなかった。登山道がない道は下山のほうがきついのだ。メガネが汗で曇り、何度も転倒し、タラノ木の棘に悩まされ、足に痙攣が来て、それでも容赦なく急坂が延々と続いた。一呼吸入れる、リラックスできる空間がまったくないのが辛い。
登るのと同じ時間がかかって、ビリッケツでようやく下山。満足に登山靴が脱げないほど疲労がひどかった。 下山後は、一緒に登った峰浜に家のあるY女子の農園や養蜂を見学。生まれて初めてキウイの木を見た。えっこんな木になるの、というぐらい驚いてしまった。温泉は「あきた白神温泉」。確か前に一度来たことがあった。清潔で明るいいい温泉だ。家に帰ると、夜はカミさんの妹が来秋。千秋公園の花見を兼ね中華料理屋で食事。歩いて家まで帰ったが、水沢山の影響で両足が痙攣して歩くのもやっとだった。 |