筋トレ効果抜群で、ようやく本調子に |
[笙ガ岳(山形県遊佐町・1635m・2018年7月22日)] |
このところずっとストレッチと筋トレを続けている。ちゃんと山に登りたいからだ。少しはその成果も出るころだ。 今日は鳥海山横に位置する笙ガ岳。いつもの吹浦口からではなく鉾立登山口から登り始める。 起床は4時半、Sシェフとの二人行はいつも朝が早いのが問題だ。でも以前に比べれば、早起きも苦ではなくなりつつある。年を取ったということなのだろうか。 日曜日なので鉾立登山口は人でごった返していた。登り口から苦手の石畳の階段を黙々と歩き始める。天気は、雨はないようだが薄曇り。下界の猛暑とは無縁で肌寒いほどだ。やはり筋トレがきいているのか身体が軽い。石畳を苦痛に感じないほど足が軽いのがうれしい。 筋トレといっても具体的にはスクワットとカーフレイズをやっているだけ。特にこのカーフレイズの効果を実感できた。これはSシェフから教えてもらったトレーニング方法で、要するにふくらはぎのヒラメ筋と腓腹筋を鍛えるもの。棒切れに乗っかって、つま先で体重を支え踵を上げ下げするだけだ。これが第2の心臓といわれるふくらはぎの血流を促し、下腿筋を鍛えるだけでなく、足がつるのにも見事なほど効果があるし、登りの筋力アップに効力を発揮する。 河原宿に入ると、ここから鉾立ルートを外れて迂回、雪渓を越えて笙ガ岳のほうに逸れていく予定だったが、思った以上に雪渓が大きく、アイゼンがなければ渡れないことが分かった。 急きょ、雪渓ルートを断念し、元来た石畳のルートにもどり、とりあえず御浜小屋まで直進することにした。 小屋までは1時間半。ここから長坂道に入り、笙ガ岳1峰を目指した。笙ガ岳は3峰まであり、一番端っこの3峰が三角点のあるピークだ。ずっと天候はガスった状態で、数メートル先が見えない。雨にはならず、寒いほどだが、ピーカンの山よりこちらのほうが好きだ。
一度も痙攣や疲労、エネルギー枯れがなかった。少しずつだが昔の体力に戻りつつある。何はともあれ、そのことが一番うれしい。 下山後は、稲倉山荘により、うちの本を置いてくださっている責任者のOさんにごあいさつ。ついでに食堂でラーメンまで食べてしまった。 |