雨の森を散策したい |
[房住山(能代市二ツ井・409m・2018年9月30日)] |
それにしてもこの秋の台風襲来は異常だ。報道もかまびすしい。山の予定も狂いがちだが、どうしても山に行きたい。台風の進行と競うようにSシェフと二ツ井にある房住山へ向かった。天気予報は100パーセント雨だが、雨の山歩きも楽しい。 房住山は秋田県三種町と能代市にまたがる山。 房住山は低山であるが上田村麻呂による長面兄弟伝説の言い伝えが残り、鎌倉時代には山岳仏教の一大拠点となっていた信仰の山である。 山頂からは東に森吉山、西に大潟村の広大な干拓地、男鹿半島、日本海を遠望できる。また一帯は自然観察教育林に指定されていて、山中には三十三観音像が点在している。登山道周辺は樹齢200年以上の天然秋田杉とブナ天然林が混交し壮観な光景である。
そこで今回は縦走するときの下山口から登り、山頂下の寺屋敷まで「雨の森を散策」することにした。同行者はSシェフのみ。これで約2時間半のコースだ。登りの少ない平坦な道が延々と続く。 期待に反して(?)雨はずっと小ぶり。気持ちのいい雨のハイキングになった。レイン・ウェアーも喜んでいる。こういう山歩きもいいなあ。 下山してからは事務所でシャチョー室宴会。ここからはA長老も参加。Sシェフの数種類の魚をぶち込んだミソ・ブイヤベースが複雑でいい味を出していた。 |