No.184
紅葉を見に行く
[焼山(鹿角市+仙北市・1366m・2018年10月14日)]
 紅葉をもう一度ちゃんと見ておきたい。山の紅葉の定番である後生掛温泉から焼山、玉川温泉までの縦断コースにチャレンジした。焼山は鹿角市と仙北市の境界にある活火山だ。
 実はこの3日前、やはり秋田県内の山紅葉のメッカ、栗駒山に行ってきた。週末ではなく週日だったのは週末の栗駒は原宿並みの混雑になるからだ。去年はいろんなことが身辺にあり紅葉を見る機会がなかった。今年こそのリベンジするつもりで出かけたのだが、午後からは雷雨の予想。山頂を断念し名残ガ原を一周して帰ってきた。曇天のなかだったが平原の紅葉もなかなかの風情だった。
 そんなわけで今年も紅葉の登山は未経験。このままでは終われないと3日後の焼山山行の決行となった。

 朝は4時起き。集合場所5時出発で、外は見事なほど星空がきれいだ。もうこれだけでも早起きは3文の得、とつくづく思う。心配なことはただ一つ。今回は縦走なので車が登山口と出口の2カ所に必要となる。小生の車も出陣し下山側に駐車しておくことになった。もちろん運転も小生で、実は登山よりもそっちのほうが不安だ。下山後、温泉に入ると疲労は一挙に倍増し、いつも車の中は爆睡しているのに、今回は、その状態から自分で友人たちを乗せて帰ってこなければならない。運転は得意ではないので同乗者には申し訳ない思いだ。

避難小屋が新しくなった

この光景がたまらない
 晴天で絶好の紅葉日和。登山口は観光客であふれていて、紅葉も真っ盛り。なのだが、真っ盛りは登山口の里山だけだった。山中に入ると景色は一変、紅葉はほとんど終わっていた。
 それでも6時間強の実に気持ちのいいアップダウンを楽しんできた。煮えたぎる熱湯の沼や泥火山の活発な動き、頂上付近の荒涼とした風景は飽きることがない。硫黄の匂いのする多彩な風景を楽しみながら歩ける県内では有数の絶景コースだ。
 縦走に要した時間は約6時間半。疲労もほとんど感じないで歩きとおすことができた。
 温泉は「新玉川温泉」。数年前はいった記憶のある「ぶなの森」はもう潰れていてはいれず、今回は行った新玉川は玉川温泉と同じ経営の温泉だそうだ。入るのは初めてだったが、やはり100パーセント源泉と50パーセント源泉の2種類の浴槽があり、迷わず50パーセントへ。前は何も知らず100パーセントに入って体中が燃えるように痛くなってしまったことを思い出した。

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