No.188
雄長子岳と芋の子汁とリンゴ狩り
[雄長子内岳(湯沢市・441m・2018年11月18日)]
 湯沢市に雄長子内岳というピラミッド型の山がある。とにかくその山容がユニークで人目を引くのだが、その割に登山客はほとんどいない。ものの一時間もあれば登れる山なので、登山用としては思われていないのかもしれない。その名称と言い山容といい、そそられるものがあるのは私たちだけだろうか。
 今日はいつものモモヒキーズのメンバー以外に、初対面の方々とも一緒だ。彼女たちもその不思議な山名と山容にひかれて同行を申し出たものだろう。ワイワイガヤガヤと、おしゃべりに花が咲いた山行になった。知らない人たちと登る山は楽しい。下山で一人滑って故障者が出たが、応急措置で問題なく安堵する。けっこう急峻な登りがあり、下山は危険と言えば危険な場所でもある。

 下山して増田の真人公園に移動し、今日はここで芋の子汁鍋でランチ。調理法は湯沢風で鶏肉に醤油ベース、芋の子はまるごと切らずに入れ、なめこも傘の開いたものを使う鍋だ。鍋料理のシェフは湯沢出身のOさん。彼女は私の中学時代の同窓生だが、彼女が作る湯沢名物の「天ぷら饅頭」や「さんまの天ぷら」なる郷土料理を、同じ湯沢出身の私は食べたことがない。どうしてだろうと考えてハタと気が付いた。私の両親はどちらも湯沢出身者ではないのだ。

こんなユニークな山容だ

みんなで記念撮影
 閑話休題。芋の子汁を「腹おだられなくなる(腹いっぱいになる)」まで食べて、今度は公園のすぐそばにある佐々木農園で恒例のリンゴ狩り。一袋1000円で袋に詰め放題の出血大サービスだ。農園の方々のご厚意に甘えっぱなしで、いつも申し訳ない。

 温泉はときめき交流センター「ゆっぷる」。山に登って、たらふく芋の子汁を堪能して、抱えきれないほどのリンゴを買い込んだ。もう言うことのない充実した1日だった。

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