No.196
冬もパラグライダーが飛ぶ噴火口
[寒風山(男鹿市・208m・2019年2月15日)]
 金曜日だが、週末は休みが取れないのでモモヒキーズの有志と男鹿の寒風山をスノーシューで歩くことになった。
 火山噴火口の周辺をきれいに一周する2時間ちょっとのスノーハイキングコースだ。まじかに広大な日本海が望め、男鹿三山も眺望でき、冬の寒風山は初めてだが、雄大で骨太な景観を楽しみながらの山歩きになる。
 急坂は全体で3カ所、最後の山頂展望台に至る700メートルの急坂がこの山のハイライトだ。曇り空だがそう寒くはない。と言っても山頂でのランチは身体が冷え込んで10分もいられない。
 こんな状態でもなんとパラグライダーをしている連中がいた。夏場は涼しげで「うらやましいなあ」と思ったものだが、この寒さの中、何が悲しくて空を飛んでいるのか、こちらの身も寒くなってしまう。いやいやパラグライダーの連中も、こんな冬山をエッチラオッチラ山に登る我々を、たぶん同じ気持ちで眺めているのだろう。お互い様だ。

これが噴火口

ゴムバンドが切れたスノーシュー
 ところで今回、スノーシューがついにダメになった。使っているスノーシューはもう15年目。当時は3万円もしたハイスペックなものだが、雪山をスノーシューで歩く楽しみに目覚め、いつの間にか自分の体の一部のような必需品になり使い倒してしまった感じだ。お世辞にも丁寧に扱ってきたとは言えないが、それでも15年も飽かずに使っているのだから愛着はひとしお。次回からは新しいスノーシューで山を歩くことになる。この山が最後のご奉公だ。
 下山後、温泉は「さとみ温泉」。いつもはお隣の「リラックス」なのだが、ちょっと雰囲気を変えたくなった。でもここはけっこう「常連客天国」系の温泉で、あまり居心地は良くなかった。
 温泉後、Sシャフと事務所でジンギスカン。数年前食べた札幌でのあの味を思い出し、どうしても食べたくなりSシャフにお願いしたものだ。

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