No.204
旅前の最後の山歩き
[八塩山(由利本荘市矢島・751m・2019年5月26日)]
 2週間ぶりの山歩き。そして6月中旬からのブラジル旅行のこともあり、これが旅まで最後の山行になる。ケガが怖いので山歩きは控えたほうがいい、とアドバイスを受けたのだ。
 で、今日はお気に入りの八塩山矢島口コース。ここの登山口に入るには狭くてデコボコ道の荒倉林道を2.4キロ車で走らなければならない。ここで必ずと言っていいほど小動物とあう。今日は成獣のカモシカとあった。まじかで動物と遭遇できる確率がこの山(アプローチ道だが)は高い。ほとんど人が入らない場所だからだろう。
 登山道は最初から最後までフカフカの落ち葉だ。この落ち葉の絨毯を往路4.4キロ、復路も同じく4.4キロ、計8.8キロの気持ちいいハイキングが続くのだからこえられない。息切らすような急峻や何度も休まなければならない難所もない。クマがちょっと怖いが、ずっと笛を吹き続ければ近づいては来ないはずだ。

若葉の森を行く

暑さのために休息をとる
 八塩山は前平コースしか知らない人が多い。ここを登る人と会うのは極めて珍しいが、山頂に出ると前平コースから登ってきた登山客やタケノコ採りと多く出会う。私たちが意外な場所から登ってくるのに驚く人が多いほど、実は矢島口コースは知られていない。
 だから静かで、山を独占したような気分になる。行きは2時間30分、帰りもほぼ同じ時間かかった。アップダウンが多く、急峻な登りもそう多くないので往復の格差がないからだ。途中でコシアブラやウドを採りながら、楽しい山行は終了。夕食はコシアブラとウドの若葉の天ぷらとしゃれこんだ。うまかった。
 温泉は前郷地区にある「ゆりの里交流センター ゆりえもん」。露天風呂はないがけっこ好きな温泉だ。温泉に行く前に前郷市街を通った。たぶんは初めてだと思うのだが、なんとなく住みやすそうなコンパクトな町で、好感が持てた。

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