山頂で財布を落とすミス |
[雄長子内岳(湯沢市 470m 2019年11月17日)] |
今日は真人公園にあるSリンゴ園で恒例のリンゴ狩りの日。午前中に雄長子内に登り、お昼にリンゴ狩り、という毎年恒例のスケジュールである。去年は確か山を下りてから真人公園で鍋っこ遠足をしたのだが、今年はリンゴ農家が忙しく昼休みの間に来てくれとの要望があり、ランチ抜きで山から下りて直行とあいなった。 雄長子内岳は登りに1時間ちょっと。外から見ても円錐形の切り立った山で、ずっと最初から最後まで急峻な登りが続くが、距離が短いので、息が上がる前に頂上についてしまう。言い方は悪いが、リンゴ狩りの前に腹ごなしに登る山ぐらいの気持ちだったが、山中は何と紅葉真っ盛り。真っ赤に燃え上がる森の中を実に気持ちのいい山歩きとなった。途中でなめこの大群と遭遇、たっぷりここで30分キノコ狩りを楽しんだ。30分ほどで下りてきて、登山口で収穫のナメコトヒラタケを「マタギ勘定」。マタギ勘定というのは参加者全員がその役割にかかわらず獲物を平等に分けること。見ているだけだったのに、ずいぶん得をした気分だ。 前回の山歩きから、ツエルトに変わってアイゼンをザックに常備するようになったのだが、これが重宝している。落ち葉の降り積もった山道は実によく滑るからだ。ましてやこの山のように急角度のところは、特に下りはアイゼンがないときつい思いをすることになる。いつものように私たちの登る山は「独占容態」なのだが、今日は珍しくも3人の登山者が元気よく登ってきた。私たちのパーティ(今回はリンゴ狩りなので8人)と知り合いがいるようで、ごあいさつ。 山を下りてリンゴ園直行。そこでリンゴを買うために財布を出そうとしたら、無い。財布がないのだ。登山道に行く途中、湯沢のコンビニでコーヒーを買っているから財布は持っていた。失くすとすれば山中だ。レインウエアーに入れていたはずなので、その着脱をしたのは山頂のみ。金額は1万円ちょっと、まずいのは免許証が入っていたことだ。明日は男鹿に打ち合わせに行く予定だ。警察に遺失物届を出すか、山頂付近ですれ違った3人の登山者が運よく拾ってくれて、免許証をみて私に連絡をくれるのを待つか……。一度は登山口まで戻ったものの、やはり山頂に落としたことを確認したのみで虚しく戻ってきた。ランチは西馬音内の道の駅で名物の「冷や掛け蕎麦」。お金はリーダーから借りて払った。
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