恐怖のジジ落としのある縦走コース |
[房住山(能代市二ツ井 409m 2019年11月24日)] |
観音橋登山口から歩き出し、山頂の小屋をこえてさらに下る。そこから急場の下り、ジジ落としをほうほうのていで下り、寺屋敷跡でランチ。しばらく落ち葉のフカフカロードを歩いて小新沢林道口側に降りてくる縦走コースだ。メンバーは8人。車4台に分乗。車が多いのは登り口と下り口に、各2台ずつ車を待機させておく必要があるからだ。 私もドライバーの一人だが、最近運転をする機会が増え、早朝や温泉後(疲労の極致)の運転にもようやく慣れつつある。 歩き出すと思った以上に気温が高く青空まで見えだした。この季節としてはありえないほど汗をかく。フカフカの落ち葉はありがたいが、山のどこにも雪が見られないというのも異常と言えば異常だ。 山名の通り、この山の見どころは33の石仏観音像。稚拙な彫のものがほとんどだが、1861年、里の村人たちの寄進で安置されたもの。これを順番に見ながら山を楽しむことができる。 登りには俗称「ババ落とし」と言われるかなり急峻な登りがあるが、ちゃんとう回路もある。山小屋のある山頂まで2時間半。ここで終わりではない。まだ石仏は20番台で33ヶ所全部を見るためには、この山頂の向こう側まで行かなければならならい。 山頂をこえると今度は「ジジ落とし」(我々が勝手に命名)がある。ロープを張り巡らせた、足のすくむ下りだ。この縦走のハイライトだ。ジジ落としが終われば寺屋敷のあった広い場所に出て、ここでランチ。 朝一番で車を待機させてきた小新沢林道まではすぐだ。
最後尾を自分のペースでゆっくり歩き、ストックの持つ位置を変えることで腕や身体への負担を軽減する。この2つを取り入れてからゼイゼイ息を荒げることが少なくなったような気がする。 |