スノーシューはき始めはこの山で |
[大滝山(秋田市 206m 2020年2月16日)] |
三週間ぶりの山行は大滝山。市内にあるわずか206mの標高の自然公園だ。大きな湖の周りをぐるっと一周すると約6キロぐらいか。夏場はヒル、クマ、ハチ、マムシの巣窟でとても危険な山でもある。動物たちが穴の中で静かになるこの冬の季節が山行のための絶好のというか唯一の時期なのだ。 今季初の本格的スノーシューを履く山行でる。毎年そうなのだが、ここでスノーシューの着脱をしっかり身体に叩き込み、冬山に備えるのが慣習になっている。冬の遊び場として県内でもバリエーションの豊かな、魅力的な冬山でもある。 でも案の定、今年は雪がほとんどない。6キロの半分は土肌が露骨に顔を見せている。ツボ足でも無理すれば歩けるかも、と思わせるほどの雪量しかない。
行程の半分はスノーシューを手にぶら下げて歩く羽目になった。しょうがない。1周で約5時間かかったが、雪がズブズブの水分方なので、けっこう足にくる。たっぷり雪のある山がどれほど楽しいか、反面教師として教えてくれる。 しかし、これほど雪の少ない冬はほとんど記憶がない。これからの季節、水不足だけでは収まりきらない事件が起きそうで、山中を歩きながら落ち着かない気分になった。 |