No.229
サブスリーはもう無理なのかも
[真昼岳(美郷町1059m 2020年7月26日)]
 天気がちょっと心配だったが、ほとんど風がなく蒸し暑い山だった。またしても3リットルの水を飲んでしまった。昔からここは自分的には「水飲み山」とでもいいたくなる山だ。
 赤倉口からの登りは3時間20分。下山は登山口には所要時間が2時間40分と書かれているが、もうサブスリー(3時間を切る)は無理だ。標準時間よりもゆっくりと登らないと頂上にはたどり着けない。 
 下山中2度ほど雨が激しくなった。久しぶりにカッパを着た。もうカッパは冬のアウターとしての機能しか果たさなくなった。雨の予報があると山行中止が常識になってしまったからだ。
 カッパを着ると蒸し暑さですぐに脱ぎたくなった。雨は強くなるばかり。昔は少しぐらいの雨でもカッパを着用して動き続ける体力があったが、今はもうダメだ。途端に行動は暑さのため劣化する。たまにカッパを着て雨の森を歩くのも悪くはないが、この日の雨は突然でしかもかなり強かった。カメラやケータイを持っているので雨は大敵なのだ。それにしても大量に汗をかく夏のカッパは苦しい。汗が噴き出し、着衣も汗でビショビショ、下山は2時間40分を要した。

頂上付近はガスッていた

下山途中でタマゴタケ発見
 それにしても登山客はゼロ。これは驚きだ。いかにコロナ禍の時期とはいえ日曜日である。山小屋もコロナのためか閉まっていた。ここと同じクラスの難易度の県内の山といえば秋田市の太平山だろう。その太平山は平日でも登山客がけっこういる。日曜ともなれば大変なこみようだ。この差は単なる地元の人口差だけだろうか。美郷町にモンベルが出店すると、この環境は大きく変わってしまう可能性もある。
 下山して初めて知ったのだが、昨日、秋田では17人目の感染者が見つかったのだそうだ。なんだかジワジワと身の回りにコロナが迫ってきたようで、いやな気分になる。岩手県に初感染者が出るのも時間の問題だ。

 温泉はいつもの史跡の里交流クラブ「柵の湯」。入湯料は400円なのだが、今日はお湯の日かなんかで特別200円。得した気分で脱衣場に行くと、ものすごいこみようではないか。洗い場も順番待ちで露天風呂もワイワイガヤガヤの年寄りたちのおしゃべり場と化していた。こんなことは珍しいのだが、やはり安いというのはものすごい意味のあることなのだ。


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