No.236
登り口が替わると山の印象も変わる
[房住山・二ツ井町 409m 2020年11月22日]
 房住山はモモヒキーズがもっとも好んでいく山だ。三日前の19日に雄長子内岳に登ってからまだ日も浅いのだが、この山なら参加者も少なくない。やはり山中コースに鎮座している33体の観音像の表情を品定めしながらの山歩きなので、それが楽しみなのだ。
 でも今回は趣向を変えて登山口を変えていることにした。
 琴丘町の国道7号から16キロほど走ると左に「ぼうじゅ館」がある。ここの手前を左に入っていく林道があり、2キロほど走ると大きな駐車場があり、ここから登ることにした。以前はトイレや案内板の完備したここから登るのが定番だったが、リーダーがSシェフになってから、彼が仏像好きのせいもあり1番から順番に観音像を観て行ける観音橋の「第一番観音像入口コース」から登るのが定番になった。
 こちらから登ると観音橋コースとは10番観音像のあたりで合流する。そこからすぐに通称ババ落としの台倉の坂に出るのだが、なんとなく難易度としてはこちらのコースがずっとらくちんな感じだ。

落ち葉の道を行く

山頂展望台でランチ
 山頂まではゆっくりで1時間50分。小さな上り下りを繰り返すうちに山頂にたどり着く。
 ここは縦走も面白いのだが、ある程度の参加人数が確保できて、車が複数台必要になる。今回は無理だ。
 山頂にある展望台は靴を脱いで入るタイプだが、新しく清潔でゆったりできる。特に雪のある季節は本当に助かる。
 紅葉は終わったが、落ち葉の絨毯の上を歩くのは楽しい。

 温泉は森岳温泉「ゆうぱる」。ここも清潔で広い浴槽で、嫌いではない。入り口付近に著名人のサインの展示があるが、このへんの出身である友川カズキさんの色紙が異彩を放ってレベルが高い。この人は歌よりも絵描きとしての才能がはるかに豊かではないのか。そんなことを感じてしまうみごとなモノクロの色紙だった。

backnumber  ◆ Topへ