No.240
腰痛、健診、地震のなかで
[大滝山・秋田市・204m 2021年2月14日]
 寝入りばなだったのでうろたえた。とっさにどういう行動をとればいいのかが、よくわからなかった。10年前の教訓はまったく生かされていないのが情けない。13日夜、震度4の地震。山行前夜の出来事だ。コロナ禍のなかのダブルピンチは底意地が悪い。さらに先日までは腰痛で、11日(旗日)の森吉樹氷ハイクもキャンセルした。その3日前の健康診断でも血圧は高く体重はオーバーで散々だった。
 地震騒ぎでちょっと寝不足だが、天気は曇天で、暑くも寒くもなさそうだ。体調は今ひとつだが、幸いにも目覚めても腰痛も筋肉痛もなし。
 大滝山は秋田市街から20分ほどの場所にある。ここは昭和49年の環境保全林整備事業で6年がかりで完成した自然公園だ。開園当初は市内から遠くないことにより家族連れでにぎわったが、すぐにヒルやクマが多く棲んでいることがわかり、しだいに人が寄り付かなくなった自然公園だ。
 大滝山は見た目よりもけっこうアップダウンがある。山頂まではスノーシューでゆっくり2時間ほど。送電線に沿って歩いているので迷うことはないが、この冬の時期になってもいたるところで散見できるクマダナが恐怖心を呼び覚ます。もうクマは冬眠しているだろうが、もしかして冬眠をし忘れたクマにでも遭遇しようものならアウトだ。

いつもの四阿でランチ

下山の道路は雪はなし
 下界は県南部を中心に豪雪が喧伝されているが、山には本当に雪が少ない。同じ秋田県といっても天と地ほど差があるのだ。昼まで歩いて、大滝のある四阿でいつものようにランチ。そこからはすっかり除雪され土肌の見えた道路をツボ足でてくてく返ってきた。
 それにしても汗をかくのは気持いい。家に帰ってさっそく体重計に乗ってみたが、ほとんど数字は前日と変わらなかった。こちらはガックリ。

 温泉は秋田市内の秋田温泉「りらっくす」。入浴料は600円。年々値上げしているのが頭に来るが、客はいっぱい。こんなところに来るしかやることがないのだろう。ゴチャゴチャ混んだ温泉は敬遠したくなる。

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