たまには県外の山もいいなあ |
[女神山・岩手県西和賀町・955m 2021年6月27日] |
岩手県境にある山だが、地形的には真昼山地の南部だ。他県の山に行くのは久しぶりだが、Sリーダーの登山計画書には体力、危険とも「小」の評価。過去にも2度ほど登っているはずだが、昔のことはとんと思い出せない。 晴天で風はなく少し蒸し暑い。歩き始めて15分ほどで「白糸の滝」へ到着。かなり下るが、ここまで来てここをスルーするのは、申し訳ない。寄り道する。寄り道しただけの価値のある雄大さだ。滝から這い上って40分で「女神山登山口」の標識。ここまでは滝めぐりの散策コースで、登山コースではなかったわけだ。ここからはけっこう急峻な険しい山道が続くが、それにしても岩手側の山はよく整備されている。広い登山道の下草はきれいに刈られていて実に歩きやすい。自然や安全、清潔や環境への、登山客の目を気にした行き届いた配慮が感じられた。出発から2時間ほどで山頂へたどり着く。岩手の山はいつも登山客でいっぱいだ。登山文化が秋田とは根本的に違うのかもしれない。秋田では「めがみさん」だが、岩手では「めがみやま」というのだそうだ。そういえば鳥海山も秋田は「ちょうかいさん」だが山形では「ちょうかいざん」とにごる。秋田はにごらない「さん」が好きなようだ。最近は前日に丁寧に自分用の山弁当を作っている。山のランチが楽しくてしょうがない。
とは言うものの、蒸し暑くザックの中の水を2リットル消費、左足裏の豆が痛くなったのは、前日の寝不足がたたったのだろうか。自分的には体力、危険度ともじゅうぶんに「中」クラスの山だったが、Sシェフはガイドブックには「小」と書いているから問題なし、と譲らない。 温泉は湯田町にある駅の中の温泉「ほっとゆだ」。まあ中に入るとどこにでもある温泉だが、泉質もいいし、小ぶりで清潔感があり、細かな配慮が行き届いている、いい温泉だ。帰りは、近くにある「源助とうふ」を買い求め、高速道をひた走って6時前に家に帰ってこれた。 |