No.251
リハビリ登山は高岳山と浦城コース
[高岳山・八郎潟町・221m 2021年9月4日]
 曇天、いつ振り出すかわからない空模様だ。この10日間ほどの筋トレがどのくらい身についているか、試すいい機会でもある。「駒ケ岳リタイア」ショックは今も続いていて、肉体改造の真っ最中である。この時期にはハイキング程度のアップダウンのあるこの山や浦城歩きはちょうどいい運動になる。駐車場で地元のNさんらと合流し総勢7名。山歩きは人数が多いほうが楽しい。
 登山口のお寺の境内に入るところで、いきなりカモシカと遭遇。5メートルほどの距離で、しかも若い雌の元気のいいやつだ。しばらくこちらを怪訝そうに見つめた後、飛ぶように山中に消えていった。
 登山口から有無を言わせず40分、ずっと急登が続き、いきなり副川神社のある山頂にでる。山頂に出てからゆっくり反対側に下り、大潟村が一望できる眺望のいい場所でランチ。なんだか今日はあまり食欲がない。Nさんが持ってきてくれた地元名産のゴマアンコ餅ものどを通らない。体調が悪いわけではないのだが、久しぶりの山行で身体が驚いているのかもしれない。
 山はちょっと荒れていて下草も刈られていない。ここから高岳山を下り、山の中腹というか、尾根続きの別丘陵というか、小高い山を登ると、すぐにものものしい柵が続き中世の古戦場でもある浦城跡がある。今回は本丸までは行かず、途中で引き返してきた。その後の予定が立て込んでいるからだ。

登山口でいきなりカモシカ

これが田んぼアート
 登山口まで戻ってきて、今度は近所にある八郎潟町郷土資料館へ。ここに浦城に関する資料が展示してあるのだそうだ。行ってみると期待していたものとは違ったが、貴重な資料をいただき、次は小高い丘の上にある田んぼアートを見に行く。矢口高雄さんへのオマージュで釣りキチ三平の絵が描かれた田んぼを観てきた。いったん丘を下りて実際の田んぼも見てきたが、種類(色)の違う稲を何種類も使って、克明な設計図を作ってから田植えをするのだそうだ。その苗も本場である青森の田舎館から有償で買う必要があり、田んぼアートと一言でいうが、これはこれでけっこうなビジネスなのだそうだ。

 温泉は近くに「小倉温泉」しかないので、秋田市まで帰り、秋田温泉りらっくす。温泉ぐらいはのんびりゆったり、のびのびとくつろぎたい。

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