今日は雨だが、午前中は大丈夫、というリーダーの言葉で恒例の岩谷山登山。今年の靴納めだ。去年と違って登山口はユフォーレの温泉口。例年なら雪があってスノーシュー着用で登るのだが、今年はまったく雪がない。冬枯れの森の中を黙々と登っていく。神社のある反対側の登山口に比べると陽の当たる斜面側に登山口があるので、暗い森がないのがいい。クマはまだ冬眠していない。このへんにはかなりのクマが生息しているのは確かで、友人のカメラマンＫさんによれば「コナラのドングリが豊作で、クマは食べ物には不自由していない」とのこと。丸々と太ったクマが今にも林の中から飛び出してきそうで、けっこう怖い。

冬枯れの急坂を黙々と

山頂にて

　１時間ほどで山頂まで登り、すぐに同じコースを３０分ほどで下りてきた。
　予想通り雨は降らなかったが、ユフォーレ側の登山口に戻ったとたん、雨が本格的に降り出した。
　ユフォーレで風呂に入り、レストランで食事。靴納めは山でのランチはなし、「外食登山」の日である。みんな精一杯の豪華な食事をする決まりだ。ちなみに小生はかつ丼（９５０円）。他のみんなは上エビ天丼コーヒー付き（１４５０円）だ。
　ゆっくりとコーヒー付きの食事をして解散。今年も多くはないが、いくつかの県内の山のお世話になった。山歩きのおかげでコロナ禍のプレッシャーや閉塞感はかなり軽減できた。県内の小さな山ばかりとはいえ、四季折々の豊かな自然に触れ、心が瑞々しくよみがえるような感動を何回も味わわせてもらった。来年もフツーに山歩きができれば、これにまさる幸せはない。