No.265
西山3山はさすがにきつかった
[姫神山・387m・大仙市神宮寺・2022年4月24日]
 今日は神宮寺にある西山三山だ。神宮寺岳・姫神山・伊豆山と3つの山が連なり、どの山もそれぞれ特徴があり、ヴァラエティに富み、それぞれの見どころがある魅力的な山塊だ。大曲の花火会場の河川敷から背景として見える山々がこの3山だ。今日は、まずは姫神公園から登り始めて、最も高い大平山(太ではない)こと姫神山(387m)に向かう。山頂手前を西側に迂回し、かなりの急坂を慎重に降りてくる。山際の道路にいったん出で、道路隔てた向こうの山の急登を登る。ここから神宮寺岳(277m)に向かう。神宮寺岳の山頂がまじかに見えだしたところで今度は東に進路を変え、最も低い位置にある伊豆山(208m)に向かう。そう、山頂にこだわらず、メチャクチャ自由に面白そうなところを歩き回る山行なのである。ランチは伊豆山の神社でとり、同じ姫神公園の別の降り口までは4時間の縦走コースになった。アップダウンの連続でけっこう身体にはこたえる。

途中のばっけ杉で

下山口にもねじり杉
 ピークハンターにこだわらないので、山菜採りも自由だ。秋田の山では珍しいほど急坂がいくつもある山なので、このアップダウンにチャレンジするためだけに来る人もいるのだそうだ。ちょっと興ざめだったのは、山を走るランナー(トレイルランというらしい)たちが増加していたこと(日曜なので大会か練習会のようなものがあったようだ)。この人たちが正直なところうるさい。山は静かな動植物が主役の世界だ。その静謐な自然を息荒く脚力だけを競うために駆け回る。いや、そんなスポーツがあっても構わない。でもなんだかちょっと不自然さも感じてしまう。山は若さを爆発させるのに絶好のロケーションだが、同時に年寄りたちの唯一残された聖地でもある。

 下山後は女性人たちの希望もあり、神宮寺神岡にあるアキモト酒店に寄り道。めいめいが秋田市では手に入らない珍しいお酒を買い、温泉は「嶽の湯」へ。ここの温泉は広々としていて、シャワーの湯が出っぱなし(ほとんどが数十秒で自動的に止まってしまう)なのがいい。


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