中岳・ついに目標達成するも反省点多し |
[太平山中岳・951m・秋田市――2024年4月27日] |
ついに、というかようやく中岳に登ってきた。もちろん、単独で登ったのは初めてだ。中岳そのものがもう10年ぶりくらいだから、山頂の形がどうだったのかも、もう忘れていたほどだ。冬に登ったイメージが強かったのだが、山頂小屋付近にはまだ雪があった。冬場は常連の方たちが雪を踏み固めてくれているので、夏道よりも逆に登りやすい山でもある。 今日は、今月に入ってから4度目の前岳挑戦で、中岳までの最短コースであるオーパス・リフト口から登り出した。ここからなら今の体力でも十分踏破できると見込んでのことだ。 予定通り、女人堂までは1時間弱、そこから前岳山頂まで15分、ここから中岳はアップダウンを繰り返して1・2キロ先にある。山中は暑さもあり、ものすごい虫で、防虫網や防虫スプレーを忘れたのが悔やまれる。山に何回登ってもこうしたひとつふたつのミスが必ずある。一番懸念していた「暑さと水」の問題はぎりぎりクリアーできた。メチャクチャな汗のかきかたはしなかったし、水分もそれなりに調整できたからだ。問題はやはり「休憩」をとらずに登ってしまったことだ。一歩でも高さを稼ぎたくて、そのあせる気持ちが、休みなく歩き続ける行為に結びついてしまう。30分に1回は休まなくては、と心では思いながら、結局は不安に駆られ、中岳まで1度しか休憩をとることなく駆け登ってしまった。これが下山の時に使う足に跳ね返った。登山口にたどり着いた時には全身が痙攣直前でピクピク、青息吐息だった。
「小さな目標」だった太平山中岳に登って一夜明けた。筋肉痛はないが、反省点はいっぱいだ。登ることばかりに全力投球、帰りの足がボロボロだったのは恥ずかしい限りだ。次回はこのあたりを改善、笑顔でゴールしたいものだ。 |