一人前の男になったか、男鹿三山お山かけ |
[男鹿三山(真山・本山・毛無山)715m(男鹿市)――2014年4月29日] |
火曜日だがGW休み。男鹿三山のお山かけをすることになった。昔からこの地域では、三山(真山・本山・毛無山)を縦走して初めて一人前の男として認められる、という風習が生きている。去年も、その男とやらになるためお山かけをしたはずだが、もう覚えていない。何か事情があって行けなかったのか、登ったのに覚えていないのか、それすらも定かではない。もしかして俺はまだ一人前の男ではないのだろうか。登ってしまうとその山のことはきれいさっぱり忘れてしまう。 毎年毎年、飽きもせず同じ県内の山を何度も登っている。これは前の年に登った山の記憶がほとんど消えているので、何度同じ山を登っても新鮮なのだから、つくづく得な性分である。 朝からおなかの調子が悪い。朝一番で気持ちよく排便できないと山行は精神的にも晴れ晴れしさからは遠くなる。逆にいえば、モリモリ出た朝はどんな山も駆け足で登りたくなるほど、身も心も軽い。実に単純だ。 今日は縦走である。登り口と下り口が違う。まずは車2台を下山予定地の長楽寺駐車場に止め、残りの2台で全員(8名)が真山神社へ向かう。 ここから登山開始だ。まずは巫女さんに挨拶(男鹿の巫女さんはきれいな人が多い)、いざ真山頂上へ。まだいたるところに残雪があり、ワカンを持ってこなかったのが悔やまれる。ツボ足でも問題はなさそうだが、山は何があるかわからない。予備装備は嫌がらず持ってくるべきだ。
身が軽くなり本山も勢いでクリアー。味気ない山頂の自衛隊基地道路にたどりつく。 最後は毛無山。ここでランチをとり、そこから下山。五社堂から長楽寺へ下りた。縦走時間は約7時間。さすがにこれだけ歩き続けると足も小さな声で悲鳴をあげている。疲労を和らげてくれるたのは色とりどりの花々だ。いたるところに巨大なシラネアオイが顔をだしそのたびに歓声が上がる。男鹿の山は花の山でもある。 |