侮ってしまった! やっぱり太平山系はきつい |
[馬場目岳(1037m・秋田市――2013年10月6日)] |
侮ってしまった。太平山系の小さな山でしょう、と軽い気持ちで登り始めた。それがとんでもない思い違いだった。秋田市内を貫流する旭川の源流部の一角にある山なのだが、山ヒルが多く、登山者には敬遠されることが多い山域でもある。 とにかく最初から最後まで急峻な登りが途切れることなく続く。それでもなんとか3時間ぐらいは耐えられたのだが、そこからさらに赤倉岳に縦走、というのが無謀だった。馬場目に比べて登りはそうでもないがアップダウンが延々と続き、けっきょく縦走に4時間近くを要し、合計8時間近い山行になってしまった。途中、いたるところにキノコの山があり見つけるたびに寄り道してしまうのも時間を食った原因だ。でも、馬場目岳の山頂で食べたキノコ汁は、身体にしみこむほどうまかった。
この日、体調もあまりよくはなかった。連日、机の前で夜遅くまでPCにかじりついて、初歩的な経理や受注管理のお勉強をしている。かなりしんどい作業で、ストレスもドカンと塊で襲ってくる。そんなもろもろが身体にも正直にあらわれてくる。腹の調子が悪く、キジ撃ちしようにも、その体力がなかったほどだから、ちょっと重症。体重もこのところ予想以上のスピードで落ち始めている。ダイエットの効果なら喜ぶべきことだが、仕事疲れから来るやつれだとしたら、対策を考えなければならない。 いずれにしても仕事の態勢がこの秋から急速に変化し、山に気持ちを集中させるゆとりがない、というのが正直なところだ。 この日の馬場目―赤倉の縦走も何の下調べもせず、前日バタバタと準備をし、寝不足、仕事疲れのまま、登りだしてしまった。山を侮ってはいけない。猛省。 * 温泉はいつものザ・ブーン。温泉に入ると、身体だけでなく気持ちもリフレッシュする。やはり、言葉では言い難い効用があるのだろう。最近は温泉に入るために山に登って(汗をかいて)いるのか、と思うこともあるほどだ。登り始めから「今日の温泉はどこ?」なんて会話をしているのだからノーテンキなものである。 |