さあ、今年もいよいよ登り始めだ |
[男鹿・真山(506m)――2014年1月12日] |
恒例の元旦登山(筑紫森)を風邪のため欠席、最悪の新年を迎えてしまった。 それにしても去年の山行は45回でここ数年では最も充実した内容の1年だった。虎毛や和賀、焼石に白神といった大きな山を立てつづけに登ったのが印象深い。 今年も、去年と同じくらいのレベル(回数と内容)のアウトドア・ライフを楽しみたい。 といきこんでいたのだが、いきなり熱のでない風邪。気味の悪い咳ばかりでて往生した。幸先悪いったらありゃしない。 文字通りの寝正月になったわけだが、三が日を終わったばかりの4日、リーダーのSシェフの提案で近所の妙見山に初詣に行くことに。登ったことがない山だ。位置的には太平山系でオーパスの近くにある。オーパスの露天風呂から良く見える山で、そういえば何度か風呂場から「あの山頂に建物が見えるのが妙見山」と教えてもらったことを思い出した。低山だが念のためにカンジキ持参で登り始めるが、元旦の初詣客の足跡が付いているので、坪足で充分だった。 30分も急坂を登るとりっぱな神社が顔を現す。そこで新年のお願をして、早々と里に下りてきた。私たち以外にも2組の登山客(初もうで客)がいた。
今回はラッセル部隊だ。スパイク長靴にカンジキで、黙々と急坂の多い真山を登る。行きのない季節でもけっこうきつい山だ。いつもながら静かで生き物の気配がない。 登りに約2時間。山頂の小屋でのF女史が野点。お正月だからかしら。とにかく寒くて早く身体を動かしたい。手足の先が寒さで感覚がなくなっている。これからはカイロ必携だ。下りはじめると、すぐに手足にかゆいような感覚が戻ってきた。見事なほど、小動物の足跡も、鳥の鳴き声も聞こえない。本当になまはげがにらみを利かせているような錯覚に陥ってしまう。 小生以外の人たちはカンジキではなくスノーシュ―だ。この程度の山ではどちらが正解なのだろう。雪の深さ、斜度、天候、歩く距離、こうしたものを総合的に判断して、これからはカンジキかスノーシュ―かを決める必要がある。けっこう悩む問題だ。 |