体調はいまいち、侮れない高尾山 |
[高尾山(383m・秋田市雄和)――2014年2月9日] |
一月は結局、男鹿真山一座だけ。2月こそは毎週欠かさず冬山ハイクにいそしみたい。と思っていたのだが、2月2日恒例の森吉山樹氷ハイクは悪天候のため(猛吹雪)、観光コースを2周しただけで帰ってきてしまった。 体調が回復しても天気だけはどうにもならない。体調は、風邪のために十分な休養と栄養を摂ったのが功を奏したのか、ここ数年悩まされていた肩痛(寒くなったり、お風呂後に首筋が冷えて凝り固まる)症状がピタリと消えた。不思議なこともあるものだ。そういえば山では起きないのに、普段寝ているとき頻繁に襲われる足のコムラガエシも、このところめったに起きなくなった。疲労が原因だったのかもしれない。 1月から毎土曜日、河辺にある「ユフォ―レ」で通ってストレッチするようになった。これも効果を上げているのかもしれない。いずれにしてもみんな怪我の功名というやつだ。 森吉山は消化不良だったが、今回は高尾山。秋田市にある小さな山というか公園だが、冬は絶好のハイキング コースになる。雪のない季節は山頂まで整備された道路を車で行ける。 それが冬になると道路はすべて閉鎖、ほとんど通る人はいなくなる。 この道路(R341)に沿って登っていくのだが、踏み跡がないので雪が深い。特に今日の雪は湿っぽくて重い。ゆるやかな車道を周りの景色を楽しみながら登っていく。眼下に雄大な雄物川が蛇行している姿が見える。去年登った時より建物や標柱が高く見えるのは積雪量が少ないせいだ。緩やかな国道を登ること1時間半、2.3キロの行程でようやく登山口の大鳥居に到着。ここからが登山道で本番だ。高尾神社のある山頂に通じる大鳥居からは急な階段があり、これがきついのだ。去年も青息吐息だったが、今回は去年より雪は少ないとはいうものの、やはり登りに2時間かかってしまった。汗が噴き出してくる。いつものことながら、この山は侮れない。
下山は山頂からいったん公園まで下りて四阿でランチ。最近は登っている最中に腹が減ってしょうがない。3,4年前までは疲れが勝って昼の食事がのどを通らなかったことを思えば、山にずいぶんと慣れた気がする。なんのかんのいっても山に登り始めて10年近い歳月がたってしまった。まだ1人前とはとても言えないが、初心者からは脱したといってもいいころではないかと思っている。 温泉は「ふるさと温泉 ユアシス」。源泉かけ流しの泥色のお湯だが、浴後、1時間たっても身体がポッカポカ。すごい効用だ。これだから温泉通いはやめられない人が多いのだろう。山がきついと、その分、温泉が楽しみになる。 |